医学と補い合う!中国の東洋医学/漢方から学んだ3つのこと
私は2015年まで中国で7年ほど生活していました。後半は体調が悪すぎて、しょっちゅう病院通い。クレジットカード付帯の「海外旅行保険」の保険制度を頻繁に使っていたので、専用のブログを立ち上げていたほどでした(;^ω^)
病院で検査してもらうも、なかなか体調がかんばしくないので、中国人の友人に相談すると、「病名がつかない体調不良に強いのは、中医(中国漢方)やで!」と言われ、地元の漢方医の先生や、日本人対応の漢方の病院に通いました。
「でも東洋医学/漢方ってほんとに効くの?」
「気休めじゃないの?」
「日本であまり聞かないのはあまり効果がないんじゃないの?」
って思われる方も多いと思います。
今回は私が東洋医学から学んだことをまとめてみます。
1.自分の体調は食事で調整する
2.中国のおばちゃんの生活の知恵
3.なんかすごい!脈診と舌診
1.自分の体調は食事で調整する
先生に中国語で体調について伝え、「漢方薬を出して」とお願いすると、「中医の世界では「薬」は重症の患者に使うの。あなたの場合はまずは合う食べ物と合わない食べ物を教えてあげるから、食事で調整してください」と言われたのは衝撃でした。
体調不良は薬で治すという考えは、恥ずかしながら典型的な日本人の発想なのかな…とすごく印象に残った一言でした。
2.生活の知恵
中国人の生活には、漢方の考えが生活の至る所で見られます。
おばちゃんたちには「毎日水をたくさん飲んで」と言われ、
生理の時には「ナツメ+黒糖湯を飲みなさい」と言われ、
咳が出る時はやっぱり「水をよく飲んで」と言われ「梨を氷砂糖で煮て食べたら咳にいいよ」と言われます。
他にも「夏の野菜や果物(スイカ、きゅうり、ナス等)は食べ過ぎると体を冷やすよ」とか「昼食をたくさん食べて、夕食は粥と野菜など消化に良い胃休めメニューがいいよ」など、一般市民が漢方の知識をしっかり持っています。
漢方医の先生からは「あなたは虚弱だから長芋が滋養強壮に良いよ」と言った、体質に合わせた食材選びを教えていただいたのは今でも財産になっています。
3. なんかすごい!脈診と舌診
中医の先生が見るところは2つ。
手首を3本の指で押さえて脈を図って体調を当てる「脈診」という不思議な技。
よく歴史ドラマとかで脈を診て「ご懐妊です」とかやってますよね(*^▽^*)
参考URL:東洋医学「脈診」の不思議 カゼの引き始めは脈が浅い
また東洋医学では「舌は内臓の鏡」とも呼ばれ、舌の色や形などを観察して健康状態が不思議なほどわかる「舌診断」。
脈や舌だけを見て、「生理の血色は黒くない?」「心臓が弱いね」「胃腸が弱いよ」。 生理の血色は、正常だと赤く、身体が冷えると黒っぽくなるんだそうです。
私はいつも「気虚」(虚弱・アレルギー系)・「腸胃不好」(消化器が弱い)だね、と言われますが、超当たっています…(;´∀`)
参照:https://style.nikkei.com/article/DGXDZO65219190R10C14A1MZ4001/
漢方医学に接した7年間で学んだこと
こんな感じで、東洋医学本場の国で、色んな施術や医療を体験してきました。
この時の体験が、
「体調不良は病院で治すものではないんだ」
「体調に合わせた食事はすごく大切なんだな 」
という考えを形作ってくれて今に至っています。
実は世界には西洋医療以外にも様々な伝統的な医療があるんです。
中国の伝統医学・鍼灸・漢方・整体
日本の鍼灸・湯治・食事療法(たまご酒・しょうが湯・梅干し等)
インドのアーユルヴェーダ、
ヨーロッパではホメオパシー、アロマセラピー、植物療法、
アメリカではカイロプラクティック、オステオパシー、マッサージ、
その他に食事療法、サプリメント、心理療法など
これらを総称して「補完医療」「代替医療」と呼ばれています。
西洋医学+「補完・代替医療」=「統合医療」と言い、「病院に行ってもなんだか調子が上がらない」「検査では何の問題もない」という不調を強力にサポートしてくれるため、近年注目されてきています。
国立補完統合衛生センター[米国]では、「統合医療」を、「従来の医学と、安全性と有効性について質の高いエビデンスが得られている相補(補完)・代替療法とを統合した療法」と定義しています。
このサイトでご紹介しているアロマテラピー・食事療法・サプリメントなどもこの統合医療に含まれています。
賢く選択して健やかな毎日を送れる助けになれば嬉しいです。
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