YURURI*La アレルギー持ちケアリストのメディカルアロマ

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社会問題に一石を投じた その名も「香害」

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コロナ対策として最も有効と言われているのは、アルコール消毒ですよね。

しかし最近ある相談を受けました。

彼女はある日突然化学物質過敏症(アレルギー)を発症し、柔軟剤や香水の香りが全くダメになったそうなのですが、コロナ対策によるアルコール消毒でも気分が悪くなるそうです。

 

皆さんは香害という言葉をご存じでしょうか?

「香害」とは香りつき商品の成分で健康被害を受ける人が急増している現象です。

 

この記事のまとめ ・香害ーこんな症状はありませんか?
・香害が起こる可能性のある製品
・化学物質が体内に入る3つの経路・

    

”香害”ーこんな症状はありませんか?

 ・頭痛  ・吐き気

 ・喘息  ・皮膚炎

 ・咳   ・くしゃみ

 ・化学物質過敏症

注意したいのは、化学物質過敏症香りのない物質でも発症する点です

「原因がわからない不調」なら、これを疑ってみるのもアリですね。

 

”香害”が起こる可能性のある製品

 ・合成洗剤   ・柔軟剤

 ・香水     ・抗菌除菌剤

 ・制汗剤    ・防虫殺虫剤

 ・塩素系漂白剤 ・フッ素加工製品

 ・ヘアカラー剤 ・家内外の塗装

特にCMなどでも放送している「香料のマイクロカプセル」。これが衣類を洗ってもなかなか落ちない( ;∀;) 

香りが長く続く香料は、マイクロカプセルで覆われ、付着して繊維の間に入り込むそうです。また人体の肺の奥深くまで入り込むことが分かっています。

 

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https://www.atpress.ne.jp/news/185429 

 

化学物質が体内に入る3つの経路

 ✔呼吸

このうち呼吸から80%以上体内に取り込んでしまいます

呼吸から取り込む量の60%以上は室内からなので、有害製品を使わないことが重要です。化学物質は、肺から血液に入って全身を回ってしまいます。

 ✔経皮

 経皮吸収もあなどれません。2019年にアメリカの米国食品医薬品局(FDA)が衝撃の論文を発表しました。

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「日焼け止めの紫外線吸収剤の一部が経皮吸収する(肌に塗ったものが血流に入る)」 -米国医師会誌(JAMA)

 経口 

化学物質は食べ物からももちろん吸収されます。特に子どもは大人より面積が小さいので体内でより濃く、より強く作用します

子どもの脳に影響し、注意欠陥生涯(ADHD)やメンタル・健康を害するので特に注意が必要です。

 

「香害とは大げさな…(-_-;)」と思ったアナタ、

化学香料は本当に人間の脳・肺・皮膚に悪影響を与える「害」なんです。

特に体の面積の小さな子ども嗅覚の敏感なペット肺疾患のあるお年寄りはダイレクトに影響が出ると言われています。

 

もうCMに惑わされるのはやめましょう。

本当に良い商品は、CMを打たなくても売れるのです。

すごーく強引な言い方をすると、新商品とCMを流さないと売れないものがCMされるんです*1

 

この機に普段使う生活用品を見直してみるのも良いかもしれませんね。

 

次回は「香害を避ける自然派洗剤10選」をお送りします。

 

 

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